◆もう一つの古酒・長期熟成生原酒◆

〜深い味わい、長期熟成酒〜

轄イ藤酒造店が平成6年、古酒に挑戦し、掬水の原酒「蔵酒」の貯蔵を始めました。
タンクでの貯蔵ではせっかくの風味が逃げてしまいます。そこで当蔵元では瓶詰めにて貯蔵致しております。
 中でも大吟醸酒・吟醸酒・純米吟醸酒は、敢えて加熱処理をせず、生での貯蔵を試みました。

 生原酒の為、冷蔵庫での低温貯蔵となります。二年、三年と月日が経過するごとに、着色はないのに、味わいが増し、すばらしくなめらかでのどごしの良い酒に仕上がりました。

 高精白米を使用している大吟醸酒、吟醸酒、また本醸造の辛口等は格段に柔らかく、まろやかで深みがある酒に成長しました。


◆日本酒の世界広げる◆

〜ここから新しい日本酒の世界を〜

 日本酒を数年以上ねかせた古酒、長期熟成酒が注目されている。ウイスキーやワインなどの洋酒では古い酒やビンテージものが珍重されるが、日本酒ではあまり知られていない。「古くなると酢になってしまう」と思っている人が多いが、いまはそういう例はほとんどない。各地の蔵元で何ともいえぬ深い味わいの長期熟成酒が出番を待っている。


■掬水の古酒 蔵酒■

蔵酒とは・・・・・・・・・
蔵酒は、平成6年より醸造された清酒の原酒を長期にわたり、低温貯蔵した清酒を当蔵元では「蔵酒」の銘柄で販売しております。
普通、清酒は夏の暑さで酒質が劣化しないように、火入れという熱処理をしますが、「蔵酒」は醸造の後、手を加えることなくそのまま低温で貯蔵しております。一年一年味わいが増し、まろやかに育った酒です。
現在、平成9年醸造以後の「蔵酒」を取り揃えています。